【加茂の中世】 Esprit of Kamo
新着News! ▶申し訳ありませんが、6月のふるさと散歩「木津・加茂の『おもろい』石仏たち~幻の大仏鉄道を通って 」は満席となりました。▶7月のふるさと散歩「瓶原の井平尾・銭司を訪ねて~名水と和同開珎ゆかりの地 」は7月20日(日)は、受付中です。
【加茂の中世】 Esprit of Kamo
▶多くの名刹が整備・中興される
加茂には浄瑠璃寺、岩船寺、海住山寺など名刹を多くかかえます。
・浄瑠璃寺は、浄瑠璃寺は、永承2年(1047)の創建された。その九体阿弥陀堂は、嘉承2年(1107)に造られ、浄土式庭園が、久安6年(1150)、興福寺僧恵信により整備された。
・岩船寺の創建はさらに古いと考えられる(本尊阿弥陀如来坐像の像内に、天慶9年(946)の銘がある)が、鎌倉時代には子院39坊を誇っていた。
・海住山寺は、承元2年(1208)、解脱上人貞慶が笠置寺より移り住んで中興した。
・旧燈明寺の三重塔【重要文化財】は、室町時代の康正3年(1457)に建てられた。大正3年(1914)に、横浜の三溪園に移築された。
▶石仏の道
この地で年号の知られているもっとも古い石仏は、弘長2年(1262)の藪中三尊と首切り地蔵(阿弥陀仏)。ただし、大門仏谷の大磨崖仏の制作年代を古代にまで遡る説もある。
▶大井手用水
海住山寺第二世慈心上人が、貞応元年(1222年)、瓶原郷の農業用水不足を救うため、和束川から水を引いて二十余年の歳月を費やし完成させたと伝えられる。